・岩本公水、デビュー25周年に「希望にあふれている」
・岩本公水、新曲『能取岬』初披露「25周年の節目で表現できる歌を」
・岩本公水デビュー25周年「変な希望にあふれてる」
・岩本公水 デビュー25年で体調は過去最高「どんな歌にも挑戦できる」
・岩本公水がデビュー25周年を記念して3回目の銀座ライブ 洋楽やポップスナンバーにもチャレンジ (うたびと)
東京・銀座のラウンジゼロにて。「岩本公水ライブ!いつもと違うの歌っちゃうよ~III!」と題したライブ。様々な趣向を凝らし、小規模の会場で行う企画ライブで、2017年に初めて行い、今回で3回目。今年はデビュー25周年の節目でもあります。
岩本が細身の体型にぴったりな赤いドレスで登場すると、客席から歓声が。オープニングはホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」を。
(※自席からなら撮影可とのことだったので頑張って撮りました)
前半は、25周年記念のカバーアルバム「うたこまちII」(5月22日発売)の収録曲を中心に。演奏はピアノ・ギター・パーカッションという3人編成のバンド。グランドピアノの厚みのある音でベース域も十二分にカバー。バックバンドというよりも、岩本の声という一つの楽器と、3つの生楽器によるセッションという感じ。息吹のこもった音たちが生き生きと会場の空間を満たしていました。
ピアノの清水ゆかりさんがアレンジしたという、「文鳥」のボサノババージョンが素晴らしかったです。あれ?元々こういう曲だったんじゃないの?というくらいに自然でピッタリなアレンジ。亡くなってからあらためて聴いてカッコよさを実感したという西城秀樹の「ギャランドゥ」はノリノリで、客席も手拍子で大盛り上がり。
後半は着物で、オリジナル曲が中心。昨年8月に発売して以来ずっとロングセールになっているという「片時雨」は、しっとりとギターバージョンで。咳をするのもためらわれるような静けさの中、生ギターと岩本の真剣勝負のような緊張感あふれる歌唱に。
新曲「能取岬」(8月7日発売)もいち早く披露。「のとろみさき」と読みます。「片時雨」の曲調を受け継ぐような、重みのあるマイナー調。
「私、北海道のウトロは聞いたことがありました。あと『トトロ』も聞いたことがありました(笑)。でも、能取(のとろ)は聞いたことがなかったので、ピンときませんでした」(岩本)
能取岬は、北海道の網走市。サロマ湖と網走湖の間にある「能取湖」の近くで、オホーツク海に突き出す形の岬だそうです。
ちなみに調べてみると、サロマ湖も能取湖も海とつながっている湖。ただしサロマ湖が汽水湖であるのに対し、能取湖はほぼ海水なのだそうです。
3人のメンバーのうち、ギターとパーカッションは初めて共演したメンバーとのこと。ステージ上ではふれませんでしたが、岩本がデビューの頃から何度も共演したミュージシャンでありこのライブの第1回・第2回とも参加していたと思われる、奥野暢也さん(山内惠介のバンドのバンマスも務めていました)は昨年9月に亡くなっています。
最後の曲はノリのよい「演歌はいいね」。いちばん最後に「♪銀座はいいね~」と歌詞を変えて締めくくりました。(^^)
・岩本公水ブログ 「銀座ライブ、終わりました!」(2019/07/14)