亀戸のレコード店・天盛堂 ついに閉店

亀戸駅

・演歌歌手の登竜門「天盛堂」 東京・亀戸の名物レコード店が閉店 (NHK首都圏ニュース)
・東京 下町の老舗レコード店 新型コロナ影響で約70年の歴史に幕 (NHKニュース)

演歌ファンになじみの深かった東京・亀戸の老舗レコード店「天盛堂(てんせいどう)」が、1月31日で閉店しました。閉店の情報を知ったのは1月の初めでした。それから1ヶ月もたたないうちに最後の日を迎えるなんて、早いですね…。最終日は、NHKやTBSの情報番組のカメラが取材に来ていたようです。

こちらは「昭和文化アーカイブス」による、最終日(1月31日)密着映像。三本木ご夫妻、お客さんに加え、あの女性演歌歌手がインタビューに応えています。↓

閉店が近づくにつれ、挨拶のために店を訪れる歌手もたくさんいたようです。

・松原健之ブログ「忘れないよ あの夏の日の…」(2021/01/29)
・大沢桃子ブログ「天盛堂さんに感謝…♪」(2021/01/31)
・椎名佐千子ブログ「亀戸 天盛堂さん。」(2021/01/31)
・井上由美子ブログ「感謝m(_ _)m」 「ありがとうございました!」(2021/01/31)
・小沢あきこブログ「天盛堂さんお世話になりました」(2021/02/01)

三本木社長は、インタビューで営業最終日の心境を聞かれて「スッキリした」とおっしゃっています。特に2020年はコロナ禍で2月以降はキャンペーンが開けず、さまざまなご苦労があったことと思います。本当にお疲れさまでした。歌手とファンが触れ合う場を大切に長年守り続けてくださって、ありがとうございました。

都内にいくつかある演歌レコード店。私はわりとまんべんなく、どの店にも年に数回ずつ歌手キャンペーンを見に足を運んでいましたが、亀戸への交通の便の事情もあって、天盛堂さんは訪問した回数の最も少ないお店でした。閉店を知ってから、最後にもう一度…と何度考えたでしょうか。けれども、そのためだけにわざわざ行くのは、ただ興味本位で見物に行くようで、かえって失礼に当たるような気がして、結局訪問はしませんでした。「閉店を惜しむのなら、なぜそうなる前に、普段から行ってCDを買おうとしなかったのか?」と、自分を責める内なる声がします。

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