亀戸のレコード店「天盛堂」がまもなく閉店 東京新聞に記事

亀戸駅

・氷川きよしさんら大物歌手のデビュー見守った 老舗レコード店「天盛堂」閉店へ 店主高齢化にコロナ禍で【動画あり】 (東京新聞)

1月末で閉店が決まっている東京・亀戸の老舗レコード店、天盛堂(てんせいどう)。東京新聞が大きな記事にしてくれています。多くの演歌歌手が店頭歌唱キャンペーンを行ってきた場所。閉店を知った氷川きよしから、感謝を綴った直筆メッセージの入ったカレンダーが届き、店頭に掲示しているとのこと。1/28の東京新聞の夕刊では、一面にこの記事が載ったようです。

音楽配信やサブスクリプションが当たり前になり、CDで音楽を聴くというスタイル自体が急速に変化しようとしているのは誰の目にも明らかです。
もともと演歌というジャンルは派手に大ヒット曲が出るものではなく、握手会など歌手とのふれあいや、カラオケ愛好者向けに地道にコツコツと売っていくもので、こういった演歌店にとって、歌手が来店して歌う店頭キャンペーンや、コンサート会場での即売が大きな売上になります。

閉店を決められたのは、ご夫婦が高齢になったのが大きな理由とのこと。でも、もしコロナ禍がなければ、閉店せずに違う道もあったのだろうか…?とどうしても考えてしまいます。

天盛堂さんの閉店は、単に「一つのレコード店の閉店」というだけでなく、演歌・歌謡曲の歌手がキャンペーンを行える(=CDを売ることのできる)場所が減り、歌い手たちがまた一歩、崖っぷちに追いやられたことを意味するのです。

もちろん、コロナ禍を機に、インターネットサイン会や生電話会など、これまでになかったCDの売り方も開拓され、普及しつつあります。
インターネットサイン会は楽しいです。全国どこからでも参加でき、ネット越しに歌手とコミュニケーションができ、サインだけでなく限定グッズなどの特典も付き、歌手のCD売上に確実に貢献します。

ですが、インターネットサイン会を開けるのは、配信に必要な機材とノウハウを備えた、リミスタなどの専門サイトと、レコード会社と、ごく一部のCDショップだけです。ネットを使うのが難しい世代の演歌ファンも大勢います。

店頭歌唱キャンペーンなどのイベントを開けない今、天盛堂さん以外にも、これまで演歌界を支えてきた各地のCDショップが、苦境に立たされていることを忘れてはいけません。歌手と共にお店を応援する意味で、できるだけそういったお店でも商品を買いたいものです。

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