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— 森山愛子 (@moriyamaaiko519) 2019年5月8日
新曲は「尾曳の渡し」(おびきのわたし)。
前作「会津追分」は、森山愛子にとって初のご当地ソングで、どっしりとした重みのある正統派演歌でヒット。その流れを汲むような曲調で、心地よいコブシ回しがいくつも入っています。森山愛子には珍しいファルセットっぽい(?)歌い方をしている箇所も。
「言霊という言葉もあるし、今回はしっかりと言います。『令和』になって私は生まれ変わった。つぼみから小さな花を咲かせられる予感がする。新曲は必ずヒットします、させます。年末の紅白歌合戦の舞台にも立ちたい、立ちます。昨年まではテレビで見ていましたが、今年は出るんです」と声高に力強く宣言した。
(日刊スポーツの記事より引用)
演歌歌手は、こういったイベントでマスコミの囲み取材があると、たいてい誘導尋問で「目標は紅白です」と言わされます。皆が皆、紅白を目指しているわけでもないと思うのですけど、締めの言葉としてそれを言わないと、彼らは納得しないような空気があります。そして、言うと安心し、大喜びでそれを見出しにするのです。
「会津追分」が出てまだ間もない時期、坂本冬美と共にイベントに出演したことがありました。目標を尋ねられた森山愛子は「故郷の栃木で凱旋コンサートを開くことです!」と答えたのです。「紅白」という答えを期待していたマスコミは、それに不満だったのでしょう、なおも「やっぱり年末の番組にも…?」と食い下がり、横にいた坂本冬美が促して、ようやく彼女は「はい。紅白目指します!」と口にしたのでした。(言葉の使い方がどうであったか正確には覚えていませんのでご容赦ください)
私は、そこまでして「紅白」と言わせたいかなぁ、故郷でコンサートやるのだって素敵な夢じゃないか、愛子ちゃんの夢を否定すんのかよ、…と憤慨しながら見ていました。彼女が控えめだったというか、まだ納得できるヒットも出せていない自分が、紅白を口にするのは現実的ではない…と思っていたのかもしれません。
そんな彼女が、今回のイベントで、自分から「前作の5倍売る」「紅白の舞台に立ちます」と言ったことは、とても大きな変化だと思います。「会津追分」での実績が、やっと彼女に自信を与えたのですね。
さて今回の歌の舞台は、群馬県館林市の尾曳町(おびきちょう)。観光名所「つつじが岡公園」は、「城沼(じょうぬま)」という沼を挟む形で、対岸にも「つつじが岡第二公園」があり、その2つを結ぶ渡し船が「尾曳の渡し」のようです。簡単なテント屋根のついた、モーター船に乗れるみたいです。
とはいえ、現在は基本的に4・5月の「つつじまつり」開催期間中のみ運行されている模様。2番の歌詞に「赤いつつじ」が出てきますので、どこかへ駆け落ちする男女二人連れが船に乗ったのも、その季節なのでしょう。
「あの町」から逃れてきて、南からなのか、北からなのか、渡し船に乗る二人。ただし渡るのは河川ではなく沼で、県境などでもないので、渡った向こうもまだ群馬県です。
・森山愛子「尾曳の渡し」歌詞(歌ネット)
つつじが岡第二公園の辺りに、昔はお城(館林城)があったようですね。自然の沼がお濠の役割を担っていたわけで、だから「城沼」という名前になったのでしょう。本丸があった付近には現在、館林市出身で日本人女性初の宇宙飛行士、向井千秋さんを記念した施設「向井千秋記念子ども科学館」があります。
深川不動堂で演歌イベントが行われるのは、やや珍しい気がします。2018年3月に川中美幸も行っていました。